Liner Note-mv01(sm7750763) 自作 Liner Note/Short Short Story 2009年07月26日 【ニコニコ動画】アイドルマスター 「ROBOTMAN」(千早・春香) ハバネロPとの合作+Nicom@sRockFes09参加作。 発端: 1. 6月頃、ついったで「ROBOTMAN+メカ千早は最高だと思わないか?俺得だから誰か作れし」と言う 2. ハバネロPとしばしピロウズ談義 3. 作 ら な い か 経緯: 1. 歌詞から話を考えて、カットごとに「こんな感じ」というイメージを箇条書きにしたリストを作る。例によって、イラストなどは描かず、描きこめる空欄だけ用意 2. リストをハバネロPに放り投げる 3. イラストが完成するのを待つ(=´ω`=)y─┛~~ 4. 受け取った後、実際に作ってみたら意外と原案だけでは薄味だったので、いろいろ間に入れる 5. できあがり 中身のお話等は、以下格納。 --- 人称が変化することがありますが、要素ごとに述べていこうと思います。読みにくかったら、ごめんなさい。 [全体の基本構成]: 春香も登場していますが、主となるのは千早です。千早が見せる孤独感に対する一つの回答を出したかった。その陰に光と風を当てて、日の当たる場所へ連れ出すのが春香。 [青いハート]: 歌詞にある「悲しいリズム」を刻んでいる、千早の心臓。歌と、歌うことが共鳴していないために冷めてしまっている。 [冒頭のテロップ]: 「and」と出るところを除けば、千早の名前は春香の名前より2倍長く表示されている。これは千早が主として話が進行するから。 [HMDが置いてあるテーブルと伸ばされる手]: あるとき、耐え切れる感情の限界を超えてしまった千早は、テーブルの上に置いてあったHMDをつける。感情を捨ててロボットになれば、つらいことも、苦しいことも気にならなくてすむ。でも、それでは歌は歌えない。感情のない歌は、心には響かない。だから、悲しいリズムは鳴り止まない。 [倒れたマイクスタンドと、床に落ちたマイク]: 以前、自分がどんな風に歌っていたのか思い出せない。あの頃のステージの「輝き」は、何色だったのか。今はスポットライトでさえ、灰色だ。 [『変わることなんてできない』]: 元の自分を忘れたら、何が変わったのかすらわからなくなる。何を変えればいいのか、わからなくなる。 [千早、軽蔑の表情]: 周りのことがみんな、冷めて見える。自分のことも、冷めて見える。そのことで心が痛まないように、まだ暗示を繰り返す。 「私はロボット。何にも感じない、ただのロボット」 [写真立て]: 倒れてしまった、あの日の幸せ。信じていたものは、なくなってしまった。 [HMDを手に持つ千早・泣く千早(1回目)]: 聞こえない。聞こえない。聞こえない。私はロボット。 なのに、なぜ涙は頬を濡らす? 私は、ロボット? [春香の登場と彼女への叱責]: 明るい彼女は、太陽みたいだ。でも今の私が太陽の光を近くで浴びたら、焦げてしまう。こんなに近くにいたら、だめなんだ。 [本当は]: 光がないと生きていけないのに、陰に隠れてしまう。空を雲で覆ってしまおうとする。 [戻ってきた春香と泣く千早(2回目)]: もう、ロボットじゃいられない。だから今は泣く。みっともなくてもいい。大声で、小さな子どもみたいに泣いてやる。泣いて泣いて涙の水槽が空っぽになったら、今度こそ彼女と向き合って、まっすぐに歩いてみせる。 [部屋の外で、そっと見守るP]: そうだ、千早。 お前は、一人じゃない。 そして、ロボットでもない。 「人間」、だろう? [赤いハート]: これが、歌だ。魂を燃やして、心を共鳴させて歌う。これが、私の歌だ。 [Go to the next stage...]: 彼女たちの日々は、終わらない。 --- 追記。ついった上での、音Pとのやりとり。 音P:分かっているネタ、王道なネタだと思いますが、良いものは良いなと。ただ、千早は自分にだって厳しんだぜとw 私:そこは重々承知のうえではありますが、歌詞に合わせました。>自分にだって厳しい 厳しさからくる脆さの方が本来ありうる可能性だと思います 音P:僕も書いていて、そう考える部分がありました。自分をそういう環境に置かせる厳しさが、彼女にとっては自分に対する「優しさ」なのかなと。 --- 追伸。ハバネロPへ。 動画内のPほど私はステキ男子ではないので、過度な期待はしないでください(8月オフ的な意味で) PR