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現実に右往左往しながら、ときどき動画を作る人の記録。

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Liner Note-03(sm6674381, sm6674507)





番外を除けば、前回からは一ヶ月とちょっと。

やよいと春香の誕生祭があり、「忙しいってレベルじゃねえぞ!」という中、再び素敵な挿絵を描いてくださった柏城P、本当にありがとうございました。

さて、この記事はアイドルマスター 「心の入れ物」(あずさ)Side-Aおよび同 Side-Bの解説のようなものです。中身等についての詳細は、「続きを読む」からどうぞ。
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[Side-A]:
あずささんの視点からのお話。
765プロのアイドル候補生たちの中では最年長である彼女ですが、でもまだ20歳なのですから、こんなふうに戸惑ったり悩んだりすることだってあるはずだよなあ、と考えて構成しました(とはいうものの、私はいくつになっても悩んでそうな気がしますw)。

日常の中で、何か漠然としたはっきりしない不安があって、それはなんなのだろうと「?」を浮かべたまま、休暇をとって旅に出たという設定です。その旅行では、普段の生活との接点をあえて排除して、さらに自分が知らない街へ行くことで、自分が抱くもやもやした感情と一対一で向かい合う機会を作りましたが、そこでも正体は依然としてはっきりしません。最終的に、あずささんは自宅に帰ってきたとき、自分の心を入れている入れ物が誰を想うことで満たされているのか気づきます。ただ、それは自分がそう思っているだけで、本当はどうなのだろうか。新たに生じたその疑問を解消するために、彼女はプロデューサーに電話をかけるのです。

この時点では、まだ不安が完全に消えたわけではないのですが、正体がわかったことで、何を狙えばいいのかが見えているので、彼女は微笑んでいます。だいぶ長くなりましたが、結局のところは不安に対して「負けないよ」と決意表明をする彼女の姿が書きたかったんだと思います。

[Side-B]:
プロデューサーの視点からのお話。
プロデューサーは、自分の昔のことを思い出す一方で、あずささんのことも気になってしまう、仕事はできるけれど精神的にちょっと頼りない、でも優しい、という人物になってもらいました。実際は怖がりやで寂しがりやなのに、心配されてしまうかもしれないと考えて、表には出そうとしないような感じでしょうか。ただ最後には、今まであずささんを担当してきた中では体験しなかった日常の空白を通して、少しその壁を崩し、彼女との距離を一歩縮めようとします。そうすると、今までは自分が見せようとしなかった弱い面を見せなければならなくなってくるわけですが、それを受け入れる意思は芽生えたよ、ということが伝わればいいな。

Side-Bは、当初SSにでもしようかと考えていたのですが、それだとブログまで来ない限り見られないので映像化しました。さすがに元の案がSSだと窪田さんの音声でちょうど使えそうなものがありませんから、自分の音声で何とか代用しています。プロの窪田さんと比べるとやはりアラが目立ち、アクセントが拙いなど、多くの課題が残りましたが、まあそれをちゃんと認識して「次はこうしよう」と考えられるきっかけになったので一応の収穫はあったのかな、と思います。

なお、Side-Bで話している部分のお話は全部実話です。

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今回はおまけとして、柏城Pに依頼した絵の依頼内容もさらしてみます。

[モノクロ絵]
m1. 雪が静かに降る街(どこかの地方都市で都会すぎない所)にたたずむあずささん(旅行かばんのようなものを持っている)
m2. m1 の絵であずささんがいない絵
m3. 旅館の部屋の窓際で外を眺めるあずささん(絵の視点は部屋の中からあずささんを見るような感じ)

[カラー絵]
c1. 目を閉じて、ゆらゆらと水の中を漂うようにしているあずささん(ただし本当に水につかっているわけではない)
c2. 電話を耳に当て、少しうつむき上目遣いでほほえむあずささん(正面から見た絵)

うーん、見直してみると「なんぞこれ」という感じですね、我ながら。かなり無茶な依頼でしたが、きっちりと良い仕事をしてくださった柏城Pには改めて深く感謝。
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