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現実に右往左往しながら、ときどき動画を作る人の記録。

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ニコマス・ロックンロール・レディオ(NRRR)の話をしよう

卓球Pが主に毎週金曜日に放送しているネットラジオ、ニコマス・ロックンロール・レディオ(以降NRRR)が、200回の節目を迎えた昨日から今日にかけての放送で最終回となりました。

NRRRは放送開始が2009年2月10日でしたから、0901デビューである自分にとってはニコマスというコンテンツの側にずーっといたような、そんな感覚の番組でした。ごく最初は手探り感満載で壁打ち卓球回もあったわけですが、第5回からはぎょPの隔週レギュラー体制が確立して、あとはもうどんどん自然に人を集めて場を動かし、安定した放送になっていきましたね。

さて。そんな場所に、かつてゲストとして2回だけお邪魔させてもらったことがありました。第21回と第35回なのでかなり昔の話ですが、動画を見るとそれに見入って考えこんでしまうような私に、「(この動画について)朗読さんはどうですか」なんて都度うまくアシストしてもらって、とても助かったことをよく覚えています。

そして、あんまり思い入れが強かったもんだから、ニコニコ大百科の記事を作っちゃってそれを放送中の掲示板に投下したりとかもありましたね。私は最初の作成以降、記事の編集には関わっていませんでしたが、いつも放送後にはいろいろな人がメンテしてくれていて、こちらも助かりました。編集者の皆さん、本当にありがとうございました。

PVを投稿した後、公開マイリスト一覧に「放送リスト」という文字が入ったものがないか探したことは一度や二度ではありませんでした(笑) 「petrarca」「境界上のうたごえ」を紹介してもらった回の音源と掲示板のコメントは、大事にとってあります。「朗読さんのは、何かねー、(見ると)吸い込まれそうでコワイんだよね(笑)」という評をいただいていましたが、本人はコワクナイヨー。SSAにお越しの際は、迎撃させてもらいます(笑)

NRRRでかけられていて初めて知った曲・バンドのCDを放送後に注文したことも、また一度や二度ではありませんでした。私が聴く音楽に、幅の広がりと奥行きを与え続けてくれたこれまでの放送に改めて感謝申し上げます。

定例放送は今回で最終回となりましたが、特別編と題して時折不定期での放送は継続されるようでしたので、楽しみにしています。適度にゆるく、でも語るべきところはきっちり語る、あの雑多で楽しく騒々しい場所でまた会えることを願って。

卓球P、NRRR放送200回本当にお疲れ様でした。
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だりーなにピロウズを聴かせたかったので



柏城P 作の元動画。ロックに限らず、聴いている音楽によって表情って結構影響されますよね



で、こちらが動画を見た後の勢いそのままに曲をピロウズOnlyに差し替えたものです。あえて全てB面の曲にするとかいろいろ考えてはみたものの、最初に聴いてもらうには代表曲を中心にしたほうが良かろうということで、次の構成になりました。


Track.1 - TRIP DANCER

8cmシングルリリース(1996/11/21)の後、「Please Mr.Lostman」(1997/1/22)に収録。このアルバムはピロウズがオルタナティブ・ロックやパワーポップの方向へと舵を切り始めた第3期最初のアルバムですが、まだ第2期などの雰囲気も感じさせる独特のメロウな曲調が印象的な一枚です。ただ、歌詞にあるんですが「ハンドルを縛ったり」「ハードルをくぐったり」するような生き方に「慣れるなんて絶対不可能さ」とバッサリ書くところが山中さわお、ひいてはピロウズというバンドの不器用さであり、そこがまた彼らの魅力なんだろうと思います。

Track.2 - ストレンジ カメレオン -ORIGINAL STORY-

こちらは第3期最初のシングルとして発売(1996/6/21)された後、先ほどのTRIP DANCERと同じく、Mr.Lostmanに収録されています。こちらはアルバムの方のバージョンです。「抱き合わせなんだろう 孤独と自由はいつでも」と言うクライマックスが美しい曲です。

Track.3 - LITTLE BUSTERS

ピロウズのファンは「バスターズ」という愛称で呼ばれています。この呼び名が曲として一つの完成を見たのが、まさにこのLITTLE BUSTERSで、同名のアルバム(1998/2/21)に収録されています。英語詞の部分で「ああそうだ、子どもには"ご主人様"なんていらねえのさ」と、おそらく音楽業界への若干の皮肉を込めて歌いながら、それでもメロディーは勇猛に展開される名曲です。

Track.4 - RUNNERS HIGH

クスリをキメてしまったような表情のウサギがジャケットになっている、同名のアルバム(1999/1/22)に収録。とにかくハイテンションに突き進む心象がよく表現されています。このアルバムはRUNNERS HIGHの後、最後のトラックとして「確かめに行こう」という曲を持ってくるんですが、これがまた大傑作で、淡々とした静かな進行を経て自分たちの目指す音楽、生き方ってなんなんだろうかと考え続けている姿勢がうかがわれる曲になっています。初めて聴いたときはほろりと涙が出ました。

Track.5 - Funny Bunny

「HAPPY BIVOUAC」(1999/12/2)に収録。思春期ど真ん中の10代後半に出会い、ものすごく歌詞に共感した思い出深い一曲。「君の夢が叶うのは 誰かのおかげじゃないぜ 風の強い日を選んで走ってきた」というのは本当にピロウズらしい応援歌で素敵だと思います。

Track.6 - 日々のうた

ようやく2000年台に突入。この曲は「Smile」(2001/10/31)収録。今どんなに流行っているように見えるものでも、必ず終わりというものは来てしまいますし、またそこに至る道のりでもいろいろと人や世代の入れ替わりが起きますが、だからこそ「忘れないでくれ 時が経って 僕は今より落ちぶれるけど」「笑わないでくれ 欲しいものに手を伸ばしてただけなんだ」という歌詞は実感をもって、それぞれの人の心に染み渡っていくんじゃないかなあ、と思っています。自分が、最後に作るPVで使いたい曲の有力候補でもあります。

Track.7 - 白い夏と緑の自転車 赤い髪と黒いギター (original egoistic version)

同名のマキシシングル(2002/8/1)にて初出の後、アルバム「Thank you, my twilight」(2002/10/23)にも収録されました。使用したのは後者の方で、はっと息を呑むような静かで美しい前奏が加えられています。

Track.8 - MARCH OF THE GOD

キングレコード所属時代で、ベスト盤ではない最後のアルバム、「MY FOOT」(2006/1/12)に収録。ほぼインストゥルメンタルで、ピロウズのインスト曲の中でも特に好きな一曲です。動画でも使った部分の盛り上がりは本当にたまらないです。

Track.9 - プレジャー・ソング

「Wake up! Wake up! Wake up!」(2007/5/2)に収録。avex traxへ移籍後に初めてリリースされたアルバムの中の一曲。弾むようなメロディーが特徴で、ふと口ずさんでみると自然と笑顔になってしまうような、そんな曲です。

以上、長々と書いてしまいましたが今回の使用曲へのコメントでした。

バスターズのみなさんは、自分なりのプレイリストづくりに挑戦してみると、過去に聴いたあんな曲・こんな曲が続々見つかってもれなく時間が大量に盗まれるのでぜひどうぞ(提案)

No border

素晴らしい動画に出会いました。



蜂矢さんの作品。

いろいろ反論はあろうかと思うが、彼女たちが画面の向こう側に、私*が画面のこちら側にいるということは事実だ。だからこそ、その境界をやすやすと乗り越えてみせてくれるこの動画には喝采を禁じえない。

* 私「たち」と呼んでしまうと、諸々の方々から愛の嵐で吹き飛ばされそうなので遠慮しておく

再会



驚き。ただその一言に尽きる。

今も視聴者のひとりだったら「感動」のみに強く共感したのだけれども、自分が窪田さんの声を使って何か作りはじめたきっかけとなったまさにその人が、こういうとんでもないものを再び登場させた事実の方が僕には驚きで、適当な言葉が思い浮かばないのです。

驚きというよりは、「!」みたいなものです。桜並木を歩いていたら、急に風が吹いて視界が淡い桃色の花びらで覆われた光景を見た時のように、言葉でくくりきれないような気持ち。「!」という記号でしか書けないような、他のどんな言葉も不必要にして不十分に感じられるような、そんな気持ち。

「ありがとう」とも違う。「よかった」とも違う。

嬉しいのか哀しいのか、笑いそうなのか泣きそうなのかわからない、色とりどりの毛糸が絡まりあったような感覚を自分は抱きました。

合作とかしていた

つい先日公開されたもので、二つほど合作動画に参加していました。動きも落ち着いたのでゆるりと振り返りながら、制作時・公開後の感想などを書いてみようと思います。

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一つめはこれ。0901P有志、通称「JanPro」による合作動画。突っ込みどころ満載すぎて、コメント数がすごいことに。まさかこんなに見ていただけるとは。みなさんありがとうございます。広告も霧雨Pをはじめ、どーんと投下してもらって嬉しい驚きでした。



この中で、私はtiaraPと一緒に貴音のPV(?ドキュメンタリー的な何かのような気もする)パートを作りました。とはいっても、いつも通りの音声編集・脚本書きでの参加ですが。貴音がかわいいのは完全にtiaraPのおかげなので、感謝感謝です。余談ですが私は、着物を着ている貴音がこちらを振り返っている絵が一番好きです。

コメントを眺めていると、私がニコマス動画を作るきっかけの一つになった、淫の蘭Pを思い出してくれた方々もいたようで、とても嬉しく思います。いぇーい、淫の蘭P見てるー!?  あとは何度も誤解されるけど、このナレーション私が読んでいるんじゃないから!w  「どこのプロナレーターだ」って窪田さんはプロだしw

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続いて二つめ。こちらはかりふらPとの合作。こっちでは実際に朗読してる。



やー、かりふらPはいつも面白いもの見つけてくるし、よう考えるよね。中身はネタバレしちゃうと面白くないので、未見の人はぜひ見れば良いと思う!楽しい共同制作だったので、お誘いがあればまた何か作ってみたいなあ。