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現実に右往左往しながら、ときどき動画を作る人の記録。

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Liner Note-mv03(sm8818079)



最初は、「楽しい」PVを作ろうかと思っていたのですが、いつの間にかこれができていました。

どうしてこうなった(AA略

中身については以下格納。

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前作の「Glim」ほど、当初から「こうしたい」と強いねらいをつけて作ったものではないのですが、結果的には対になる展開となりました。

元々は、一週間ほど前に、使用曲「light」が収録されているアルバム(Ristの「weekend」)を試聴したとき、「おお、これで何か作りたい」と思って構成も何も決めずにCDを買ったのが始まりでした。そして、届いたCDを早速聴いてみると、ピアノ中心の前半~電子音中心の後半という曲調が気に入ったので、切らずにそのまま制作開始。

今回選んだダンスは「Here we go!!」ですが、これは「さあ行こう」というタイトルに惹かれたので使うことを決めました。前に、前に進んでいく感覚ですね。まあでも、正直に言ってしまうとそんなものはおまけの理由であって、ぱっと見て何のダンスか気づく人だけ気づけばいいし、気づいてもらわなくてもいい。そのくらいの重さです。スローにしたときのダンスがうまく合わなかったら変えるつもりでいましたしね。たまたま、かなり違和感なくはまってくれたのは幸運だったと思います。

なお、私は別に色のある画面が嫌いなわけではありません。ただ、かりふらPやジェットP大好きっ子の私は奇妙なエフェクトで遊ぶのが楽しくてしょうがない畑の住人なので、このようになっているだけです。また、前回のPVともども「刺さる」・「鋭い」と形容されることがありましたが、私はそれほど禁欲的に作っているわけではなく、むしろその二作の制作中は愛情だだもれでした。

「こんなに色を減らしたり、輪郭だけにしてもきれいなわた、春香さんは最高ですよ」
※心の中は、さらに輪をかけてルイズコピペ並みの重症

と、人様に見られたら羞恥のあまり身投げするほどのだらしない有様でございます。

後半で画面が揺らぐところは、「可愛すぎて」見ているのが辛いから目まいを起こしているのです。私も、そして春香を見ている画面の中のプロデューサーも。それが最後の最後で春香が振り返る瞬間、ぴたっと途切れます。プロデューサーが、「アイドルの春香」に対しての距離を決めて、軸をぶらすことをやめて目を覚ます。彼(≠私)は「恋人」としてではなく「プロデューサー」としての道を選びます。本編のエンディングのように。



投稿者コメントで「影響を受けた作品」として挙げた、「ワールズエンド・スーパーノヴァ」の歌詞のごとく

いつまでもこのままでいい それは嘘 間違ってる

と彼は考えます。でも同時に

ライブステージは世界の何処だって

とも思います。世界のどこにいたとしても、同じ空の下で春香のことを思い出すとき、そのつながりは死んでいないと。この続編が処女作である「これまでのこと、これからのこと」なのですが、まあこれはおまけです。違う枝はいくつもありますからね。私という人間が考えた一つの物語が、そのようにして終わり、続いていく。



結局のところは、ただそれだけのことなのです。
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